秋田県 Akita.

 
県道275号 鴻屋梺線

羽後町・上到米−羽後町・西馬音内堀回

[七曲峠]


 秋田県道鴻屋梺線は、羽後町西馬音内掘回字梺の県道57号交点から、七曲峠を経て、羽後町上到米に至る12kmの一般県道です。冬期間でも除雪はなされるため、通年通行が可能です。ここでは終点の西馬音内側から走っています。

 なお、調査は雪積もる冬のまっただ中にやりました。雪の中の峠道をとくとご覧あれ(笑)

 

羽後町・西馬音内

[県道57号交点]



県道57号の西馬内堀回字梺から県道275号が分岐します。
案内標識を見てのとおりクランク状の交差点になっているんですが、これは間に橋がかかっていることによるものです。

[上り坂始まり]



標識のとおりに進むと、早速上り坂に入ります。
入口のところには「七曲峠」の看板が立っていました。

[上り坂]
冬期間でも除雪はされるのですが、道幅は一車線分相当です。
大型車のすれ違いは無理でしょう。

積雪は1m程度でしょうか。

[郷ノ目]


西馬内側最後の集落の郷ノ目を通過します。

[上り坂8%]
8%の上り坂。基本的に全ての標識が「8%」になっていました。
勾配自体はそれほどきつくなかったのですが、路面がツルツルで、カーブのたびにタイヤが横滑りしてヒヤヒヤさせられました。

[崩れた雪の壁]
ところどころ雪の壁が崩れたところがありますが、除雪車が投雪した跡のようです。

[7合目あずまや跡]
七合目です。
「あずまや」という看板が立っていたのですが、昔は何かあったのでしょうか…?積雪下の中では、あずまやすらよく見えませんでしたが。

[上り坂]
上り坂が続きます。
「七曲」の名が示すとおり、うねうねとしたカーブが何度も続くのですが、厳密に「七回カーブがある」というよりは、「七=たくさん」と考えて「たくさんカーブある峠」というところでしょうか。

全国的に見ても、「七曲峠」という地名は結構あるようです。
(対して、八曲峠とか九曲峠はあまりない様子)

[七曲峠]
やっとのこと七曲峠に出ます。

[スノーシェッド]
峠付近はスノーシェッドとなっていました。
ちょっと長めです。

 

羽後町・田代

[田代入口]


スノーシェッドを抜けまして、羽後町田代に入ります。
トラクターに乗った若人の看板が「田代村はこっからだ!」と教えてくれます(笑)よく見ると、ドラゴ○ボールのクリリ○に似ているような…。

[羽後交通バス]
こんなところでもバスは通っています。
交通量はあまりないけれど、すれ違いはちょっと大変…。
ご苦労様です。

[菅生]
まず最初の菅生集落に出ます。
この近く、みはらし荘という民宿があります。
雄勝方面の眺望がとても良いのだとか。

[羽後町菅生]


雪の重みによるせいか、屋根のつぶれた家もありました。
多分、使わなくなってそのまま放置していたら屋根がつぶれてしまったんじゃないかと思うんですが…。

[山ノ口]
山ノ口集落を通過します。

[旦金森入口]
田代の平野が見えてきます。

[田代]
その後、田代に出たところで、県道275号は右折です。
調査時はちょうど除雪作業の真っ最中でした。ガンバレ除雪車!

[田代の先]
田代の先は一面の雪景色です。
道路がどこからどこまでなのか、目をこらさないとわかりにくいです。

まぁ、晴れの日だったから良かったんですけどね。
これが地吹雪か暴風雪の日だったら大変なことになっていたでしょうが…。

[門前橋]

[坂ノ下]
坂ノ下集落です。
完全に雪の中でした。

[坂ノ下の先]
坂ノ下から先は防風柵が設置されていました。
これがあるとないとでは大違いなんですね。

[上到米]


その後、上到米で国道398号に出まして、県道275号は終わりです。
起点標があったのですが、下半分は雪に埋まっていました(笑)
調査日:2008/2

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