愛知県 Aichi.
県道1号 飯田富山佐久間線愛知県・豊根村−愛知県・豊根村
静岡県・愛知県・長野県の3県にまたがる飯田富山佐久間線の愛知県内区間。狭いトンネルが多々ありまして、険道っぷりを随所で見せてくれます。
豊根村・佐久間ダム〜豊根発電所付近
[鰻樽トンネル手前]
佐久間ダムを渡り、愛知県豊根村に入ります。
県道1号が走るのは、2005年11月に豊根村へ編入するまでは「北設楽郡富山村」だった地域でありまして、県道路線名である「飯田富山佐久間線」の真ん中の地名はこの富山村のことを指しています。
ダムを渡ってすぐのところで鰻樽トンネルへと入ります。
[鰻樽トンネル内部]鰻樽トンネルの内部。
県道1号の愛知県区間はトンネルが結構多いのですが、こと5本のトンネルについては大型車一台がやっと通れる幅員であるにもかかわらず、トンネルの高さは妙に高くなっています。
一応、ところどころに待避所のようなところがありましたが…。
元は佐久間ダムなどの工事用トンネルだったでしょうから、そのときの名残なのかも。
[鰻樽トンネル→丸山トンネル]鰻樽トンネルからすぐに丸山トンネルに続きます。
トンネル出口・入口のシルエットを見ると、やっぱり上に細長い妙な感じです。
[松島トンネル] 続いて松島トンネル。
このトンネルも上に細長いです。
[松島トンネル先]一応、ちゃんとヘキサも立っています。
どれも古めな標識ばかりでしたが…。
[松の平トンネル]松の平トンネルに入ります。
狭いトンネルが続いていますが、トンネル手前では徐行or一旦停止して、トンネル内に対向車がいないか確認してから進入した方が無難です。
[松の平トンネル先]松の平トンネル出口付近。
待避所を兼ねてか、この辺はちょっと広めの幅員になっていました。
何とまぁ大型トラック(それもトレーラー型!)が普通に走っていたのはびびりましたが…。
[展望台兼トイレ]なぜか、展望台を兼ねたトイレなんかが途中にありました。
[湯の島トンネル入口]トンネルが2つ登場してきましたが、左側のトンネルは新豊根発電所への入口。ゲートでしめられていまして、関係者以外は立ち入り禁止です。
県道1号は右側の湯の島トンネルへと続きます。
豊根村・新豊根発電所〜r426交点
[分地トンネル]湯の島トンネルを抜けると、すぐに分地トンネルに続きます。
右側のフェンスの向こうは、電力関係の施設なのか、変電所っぽい感じになっていました。
ここまで、上に高くて幅員は狭い変なトンネルが続きましたが、ここからはちょっと横幅のある(幾分か)普通のトンネルに変わります。
それでも狭路ですけど、幅員に対する圧迫感は軽減されると思います。。
[分地トンネル先]分地トンネルを抜けると、砕石場orセメント工場のようなところに出ます。
[一の代トンネル]一の代トンネルに入ります。
[滝原トンネル] 続いて、滝原トンネル。
入口付近は覆道で、そのままトンネルに直結しています。
[組み丸太]落石避けの組み丸太。
険しい天竜川沿いを走っているのですが、こんな地形では落石事故がいつ起きてもおかしくはないです。
[萬丈トンネル]萬丈トンネルに入ります。
[滝原山トンネル]滝原山トンネル。
橋の手前は橋梁になっています。
[崖]ほぼ垂直のような崖。
右にまっすぐに立つ松の木がまた何とも微妙なコントラストです。
[豊富橋]豊富橋を渡ります。
改修工事中のようでした。
[覆道]覆道に入ります。
特に名前は付いていない様子。愛知県に入ってだいぶ走ったように思えますが、右に天竜川が流れておりまして、対岸はまだ静岡県浜松市です。
県道1号は基本的に静岡県と愛知県の県境に沿ってずっと走っていきます。
[一本杉トンネル]一本杉トンネルに入ります。
この辺の天竜川は、猿ヶ鼻と呼ばれる小さな山の周りを大カーブしているのですが、県道1号はこのトンネルをくぐってショートカットしています。
[小屋]小屋のような建物。
久々に見る建築物です。
[下中山トンネル]下中山トンネルに入ります。
これまでいくつものトンネルがありましたが、r426交点手前の愛知県内区では、これが最後のトンネルとなります。
[徐行]
[新池後橋]新池後橋にさしかかります。
左側の崖にはネットが張られていますが、どうやら以前は左側の崖に沿って県道が走っていたところ、斜面が崩落してしまったために崖の右側に架橋して対応した様子。
「新」池後橋という名称も、なるほどな…と言う感じですが。
[熊打橋]熊打橋を渡ります。
トラス型の鉄橋でありまして、これまでの狭路区間を経てくると、何だか新鮮味があります。
豊根村・r426交点〜県境
[r426交点]
県道426号津具大嵐停車場線との交差点。
県道1号が愛知県内区間で接続する路線と言えば、このr426のみだったりします。旧富山村から外に出る際は、県道1号を使って長野県or静岡県に出るか、この県道426号を走って豊根村地域に出るか…という状態でした。
[豊根村富山]久しぶりに見る人里。ここからは旧富山村地域へと入って行きます。
先述のとおり、富山村は2005年11月に豊根村に編入した村。現在は豊根村富山となっています。当時は日本の本土で一番人口の少ない村だったそうで、2005年10月当時の人口は何と218人だったとか…。
[井戸川橋]井戸川橋を渡ります。
橋梁部においてはすれ違い不可能であるため、対向車に注意して進入する必要があります。なお、更に大型車の場合は「1台ずつ通行」という制約がおまけで付きます。(橋梁の左側に注意書きがありました)
[大谷下交差点] 大谷下交差点。
富山村地域で唯一信号機がある交差点ですが、押しボタン式です。
[豊根村富山支所]豊根村役場富山支所を通過します。
平成の大合併までは豊根村役場だったところです。
[JR大嵐駅入口]
県道426号津具大嵐停車場線が分岐します。右折するとすぐに天竜川を渡って静岡県浜松市のJR大嵐駅に出ます。更にJR大嵐駅を通過すると県道288号大嵐佐久間線に入りますが、r288は途中で行止まりになってしまううえ、更には途中の夏焼隧道も崩落懸念のために1994年に道路供用廃止の工事まで出されてしまいました。(H6.3.18静岡県告示第218号)
そんなこんなでJR大嵐駅は、静岡県に位置しながらも愛知県豊根村富山からしか行けないというおもしろい駅になっています。
[芦沢トンネル]芦沢トンネルに入ります。
[細畑トンネル]続いて細畑トンネルに入ります。
トンネル手前の橋梁は工事中のようでした。
[佐太トンネル]佐太トンネル。
愛知県内区間の県道1号では最後のトンネルです。
[佐太トンネル先]佐太トンネルを抜けると、うねうねとした道が続きます。
[県境手前]
やっとのこと長野県との県境に出ます。県境手前には「0.0」キロポストと古い看板が立っていましたが、看板の方は「帰省客の皆さんお帰りなさい。これから先カーブが多く危険ですから、スピードを落し安全運転をしてください」とあります。
ここまでの区間もカーブ&狭路連続で危険だったと思うんですけれど…(笑)調査日:2010/10
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